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六日

雨が降っている。
しかし予定通り出発する。
「春雨じゃあ、濡れても大丈夫!」
アシスト自転車で小雨の中を突っ走る。
目指すは電車の駅まで。
その電車は混みあっていた。
通勤ラッシュ時間帯に、高齢者が満員電車は差し控えた方がいい。
足の踏み場もないほどの混みあった車内は、もう真っ平御免だ。
新幹線「のぞみ」の指定席に座って、一路ふるさとへ向かう。
特急「しおかぜ」は快適に走った。
残念だったのは、雨・曇の空で景色が見えなかったこと。
到着駅の改札口には親友が迎えに来てくれていた。
ありがたい。
「少しでもあなたに早く会いたいから、駅まで行くついでもあるので迎えに行くね!」
そんな約束をしてくれたのだ。
ありがたい。
私の実家に直接行かずに、彼女はまずさくらを見せてくれた。
村山神社のさくら。翌日には「春祭り」があると言う。
さくらを見せてくれて、実家に送り届けてくれた。

午後は、お墓参りに行った。
ついでにふるさとの実家の近くにある「熊野神社」のさくらを見に行った。
この神社への道は、懐かしい赤星山へと続いている。
登山道を右に折れて、ほぼさくら満開の神社に行った。
さくらの大木が、山の根っこにある神社を見守っている。
すぐ近くを走る高速道では、草刈作業をしていた。
花見に来る人はまばらだった。
帰りに神社の近くに住む高校の先輩を訪ねた。
ところが、長年会ったことがなかったので「あなた、だあれ」
の表情だった。
老いてシワだらけの顔では、思い出す事は出来ないのが当たり前だ。
そう思いながらも少し、認知症が入った彼を哀しく見た。
可愛いしっかり者らしい奥さんは、哀しい顔もせずに「歳をとりますとねえ」
そんな目配せをした。
私は「うんうん、そうだね」と頷いたが、かなりショックだった。
墓地ではあちこちのお墓をお参りして帰る。
山のてっぺんには雲が重く乗っていて、時々雨が落ちた。
重苦しい空気が漂っているが、明るく振る舞う義妹が切ない。

「雨に煙る ふるさとの山 ありがとう」
瀬戸大橋から・・seto2.jpg



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