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動けば感じる

念願の南吉に会いに出かけた。
お尻の重い私は、なかなかスタートできない。
やっと今日の晴れに乗れた。
取りあえず、急いで準備して・・。
そこへ宅配便のおじさんが来た。
ラッキーは吠える、吠える。
それをなだめる私の声もかなりのもの。
血圧があがっているなあと思う。
ハンコを押して、荷物を受け取る。
かなり大きな荷物だ。
取りあえず食卓の上に置いて飛び出す。
自転車から電車に乗って・・小さな駅で下車したのはわたしひとり。
慣れた道をすたこらサッサと歩く。
やっと市と町の境を流れる川に着く。
そこまで歩いていく間、一本も彼岸花はなかった。
おかしいなあ。
矢勝川の彼岸花はほぼ終わっていた。
以前に最高の彼岸花を見たことがあるので、あまりがっかりはしなかった。
川沿いにある小公園では、施設の人達が遊んでいた。
そこではゆったりと時間が流れていた。
矢勝川沿いをゆっくり自然を見ながら歩いた。
この道を彼岸花を見ながら、何万人の人が歩いたことだろう。
今日は人は少なく、数人に出会っただけ。
それもそのはず、彼岸花の観光時期は終わっていた。
川の中ではシラサギや亀やカルガモが遊んでいた。
「新実南吉記念館」に到着。
今年は「ごんぎつね」が小学4年生の国語の教科書に掲載されるようになって60年
になるらしい。
「教科書で出会ったごん」という記念特別展をやっていた。
図書室に行っても、展示を見ても人が少なくてゆったり出来た。
記念館の一角に南吉さんの坐像がある。
「難しい本を読んでいますねえ」語りかける。
いくら造物でも魂が宿っているかも?
館を出るときにゴンのサブレと赤いTシャツを買った。
これは自分へのプレゼント。
「童話の森」を一周していたら、箒を持った女性ふたりとすれ違った。
「私達はお仕事しています。毎日、この周辺を掃除しています」
道理でゴミひとつ落ちていなかった。
お見事!
帰りは同じ道を歩いた。
景色は逆でまた違った趣がある。
駅近くになって中学生の下校時間だと気づいた。
中学生は信号で待ったり、自転車で下校していった。
私は電車の乗客になって、ガラガラに空いた電車で帰った。
彼岸花は来年も咲く。

「入口で いらっしゃいと ふたりに頭下げられ ありがとう」pi8.jpg


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