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四月

朝は寒かったが、日中は暖かだった。
何をしてんだか、連れ合いは落ち着きがない。
性格は・・気ぜわしい人。
付いて行くのが、しんどい。息が切れそうだ。
みっちゃんが受験した高校へ雰囲気を見に行くと言う。
受験番号が何番かも知らないのに、雰囲気を味わうなんて自分の息子たちの
時はそんな事言わなかった。
もっとも働き盛りの中年に、そんな暇はあるはずない。
9時過ぎに出かけた。
(そんなに早い時刻に発表はなかろうに)と、思いながら見送った。
しばらくして帰って来た。まだ発表の時間まで間があったようだ。
もう一度、行った。
そして雰囲気を味わって、満足したのだろう。
私は冷ややかに11時には買い物に歩いた。
歩いて行ける距離の高校だが、みっちゃんは大丈夫の確信があった。
信号交差点を渡って、もうすぐでスーパーというところで、信号が赤になったらしい。
止まった車の中から「婆ちゃんだ」のみっちゃんの声がする。
「どうだった?」
「合格したよ」「おめでとう」
簡単な短い会話だった。信号が青になって車は発進した。

スーパー前で近所の奥さんが私を待っていた。
「待ち伏せでもして話をしないと、なかなか会えないものだねえ」
近所でも会うことは殆どない。
しばらく会話をして「ああ、よかった。お喋りをして胸のつかえが下りたわ、ありがとう」
そう言って自転車で帰った。
買い物をして満開のオオシマサクラを見ながら・・帰った。

午後は何もしないと何も残らないので、4月のボランティアの譜面の入れ替えをしていた。
チャイムが鳴って、ラッキーは大騒ぎする。
出てみると交通指導員の中村さんが立っていた。
「ラッキーの声がするので、すぐにわかったわ」
彼女は我が家へは、初めての訪問だ。
「あのね、次の交代要員が決まったの。
それで、あなたにはお世話になったから、せめて・・お茶でもしてちょうだい」
「何言ってんの!世話になったのは私の方だわ。
早く決まったわねえ、なかなか決まらない時もあったのにねえ。
決まらなかったら、あなたともっとお喋りも出来たのに・・」
お茶して頂戴と、差し出された焼き菓子。
遠慮なくいただいた。
彼女は5年間、指導員として働いた。
大変なお仕事だと、よほど意志が強くないと続けられないと、いつも思っていた。
それにしても変化の多い季節だ。
何だか心の中に大きな穴が開いたようだ。
もう私には新しい風が吹かないだろう。
淋しい季節だとわかっている。
別れと出会いと。
一日一日、ゆっくり歩いて行くしかない!

「5年間 ありがとう」
「みっちゃん おめでとう」ame2.jpg

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