FC2ブログ

Entries

予測できないこと

sia2.jpg
sia2.jpg
この歳になると、予定や計画をたてるのは嬉しい反面、予測がつかない。
今日の私はそうだった。

数日前から歯の状態が悪かった。
痛くてたまらないほどでなく、我慢すれば時が過ぎた。
今日は午後から予定が入っていた。
明日に回そうか?
しかし朝食の時に、歯の痛みに耐えられなくて・・・涙が出た。
心臓まで痛くなった。
もうこれでこの世ともオサラバかと思うとつらかった。
私の場合、何事も大げさなのだろうか?
こめ粒ひとつぶが痛い歯に触ると、体中の骨が痛んだ。
ゆっくりゆっくり食事した。
しかし食べた気がしない。
歯は元気の入り口と言う。
食べないと元気が出ない。
(食べられないのです。点滴して下さい)と医者へ行くのもおかしい。
歯が痛くて食べられないなら、歯医者だ。
しかしあの歯医者さんの診察台は嫌いだ。
緊張してこちこちになる。
止めて!と、叫びたくなる。それで敬遠していたが、背に腹は代えられぬ。
暖かい日で自転車ですっ飛んで行った。
待合室の週刊誌を一冊バラバラと読み終えた時、診察室に呼ばれた。
「どうされました?」
私の事だから、大げさに経緯を話した。
米粒一粒で泣けるほど、痛いのです。
医者は丁寧に診てくれた。
2度もレントゲンを撮った。
「歯は途中で折れていないようですが・・」
歯肉の中の歯根が折れることもあるらしい。
「もうこんな歳だから、どーでもいいのですが、痛さには耐えられません!」
しばらく様子をみることになった。
そして抗生薬と痛み止めの薬をくれた。
「この一週間のうちに、もう一度診せて下さい」
なんとか傷みは和らいで、昼食は食べれた。

午後は「しあわせ村」で1時間のボランティア。
リーダーが私に聞こえる声でぼやいていた。
「今日のお客さんは、反応がないねえ」
先日の障碍者との交流が賑やかだっただけに、余計にそう思ったのだろう。
これが当たり前の状態なのだ。
薬を服用して行ったので、途中とちってみんなに迷惑をかけた。
次回から注意しよう!

帰宅してラッキーと歩いて、夕食の準備。
夕食が終わってお通夜の準備をする。
今夜の通夜はものすごい人だった。
数年前に勲章を貰った人だけに、斎場の中に入りきらなくて、外にも花輪がいっぱいだった。
「香典はお断りします」で、参列者の記帳だけだった。
長い読経のあと、和尚さんは話された。
「諸行無常」という言葉の意味を。
人は死ぬという命を生きている。いつもそれを心して今を生きていくようにと。
そして最後に喪主の挨拶があった。
故人となられた人の奥さんだった。
しっかりした口調で、伸びた背筋から「この人ありて、この奥さんあり」という挨拶だった。
医者に行く日で、家から数段降りたところで、奥さんの腕の中で事切れたとのこと。
なんと素晴らしい死にざまだろう!
日頃そう願っていたのだろう。
「亡くなる時は妻の腕の中で・・」
「肺がんが見つかりました。手術します」
私にそう言ったのは、四月のはるまつりの時だった。
お棺の中の死に顔を拝みながら「いっぱいの愛をありがとうございました」
大勢の人に愛を注ぎ、いつもにこやかなお顔で接してくれたお人だ。
またひとつ、火が消えた。
しかし生き様を教えてくれた。

「すすり泣く夜 ありがとう」



スポンサーサイト



0件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://yok3ko.blog87.fc2.com/tb.php/2532-fd0085fe
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

Categories Archives

Monthly Archives

Recent Trackbacks

Profile

yok3ko

FC2ブログへようこそ!

Extra

プロフィール

yok3ko

Author:yok3ko
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード