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雨だった

郵便局へ行った。
用を足して、歩き始めた。
最近では珍しくなった公衆電話ボックスがある。
駅前通りだからか?
携帯時代になったが、公衆電話は郷愁をそそる。
そのボックスのそばに立っていた中学生ふたり。
私を見て「こんにちわ」と言った。
「あ~ら、大きくなったわねえ。何年生だったかな?」
「1年生です」
そうだそうだった、3月に卒業したばかりだ。
このふたりは一卵性双生児だ。
小学校に入学した時は、よわよわしくて、強風に飛ばされそうなか弱さだった。
下校時はいつもふたり一緒で、持っていた小さなものをいつも私に渡した。
ある時は折り紙だったり、ある時はミントの葉だったり。
みんな可愛いが、特にこのふたりは可愛かった。
この子等が卒業したら・・・私は寂しくなるなあといつも思っていた。
母親がいつもお揃いの色違いの服装をさせていた。
姓も名前も知らない。
去年の盆踊りの夜に、ばったり彼女らの家族と会った。
「はじめまして・・」だった。
「お世話になっています」母親が言った。
今年の盆踊りにも参加したが、中学生になった彼女たちを見かけなかった。
「大きくなったわねえ、おばちゃんと同じくらいの背丈になって」
「お兄ちゃんはもっと大きいよ」頭の上に兄の背丈ほどの手を伸ばした。
お兄ちゃんは高校生になって、電車通学しているとか。
「中学時代が一番、楽しかったなあ! いっぱいいろんな事をして楽しい
中学時代にして!」
「あら、お母さんも同じことを言っていたわ。
中学時代が一番楽しかったって!」
「今日はね、部活があって学校へ行っていたの・・」
「部活では何をやっているの?」
「美術部で、今はデッサンをやっているのよ」「ふ~ん」
デッサンって? ヌードモデルが居て、それを描くのかな?
この双子ちゃんを6年間見続けたので、成長がよくわかる。
しかしこの中学生のように、声をかけて話をしてくれる子は居ない。
しばしの立ち話に、心温まった。

それから大股で、ナンキンハゼの買い物通りを歩いた。
雨が降り出しそうな日和なので、人通りは少ない。

市の「秋まつり」第一日目だが、会場までは遠い。
まつりに行こうとする人陰も見えない。

「声かけよう 大きな声で ありがとう」
健康の森のいのちの池gin3.jpg


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