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雨水

雨水。
週末にもう一度寒波が来るらしい。
もう雪は要らない。

昨夜のことである。
どーしても気に掛かることがある。
思い込んだら、実行しないと気がすまない。
そこで何度も挑戦した。
ラッキーがうとうとしているチャンスを狙う。
手元にあるいつも使っている鋏は切れない。
紙は切れるが柔らかい毛は切れない。
連れ合いの散髪用の鋏を持ち出す。
気づかれないように、引き寄せてなでなでしてリラックスさせる。
そして今だ!と、耳の長い毛に鋏を入れた。
少し切り取れた。
そして2度目に鋏を入れた時に、気付かれた。
それは一瞬の出来事だった。
「あっ!!」と声を上げたのと、血が噴き出したのは同時だった。
耳を切られたラッキーは狂ったように部屋中走り回る、首を振りながら。
予想外の出来事に慌てた。
ティッシュで吹き出す血を抑える。
みるみるうちにその辺りは血の海?になった。
「早く!早く!来て!来て!」と2階に向かって叫ぶが音はしない。
思い切り「ヘルプ!ヘルプ!」と呼ぶ。
そのうちに2階の住人が下りてきて、現場を見てびっくりしたようだ。
「バンドエイドを・・」「テーピングを・・」
一応出来るだけの工夫をして、血止めを計る。
シアワセな一瞬が無惨な後悔になった。
しばらくしっかり耳と足を持っていた。
犬の足が傷に届く。
折角テーピングしているのをはがそうとする。
「どうすればいいのだろう?」
「そうだ、エリザベスカラーがあった。あれはどこだ!」
もう使うことがないだろうと、しかしまだそのあたりにあるような気もする。
ちゃんと片づけた記憶がないのだ。
「あった、あった。下駄箱の傘入れにあった」
首に装着してなんとか一段落ついた。
ラッキーの眼はまるで恨んでいるような、哀しい信頼を失くした眼に私にはそう見えた。
「ラッキーごめん!ラッキーごめん!」
なんども何度も詫びていたら・・涙が出て来た。
そして思った。
(信頼を取り戻すまでしばらくかかるだろう。
犬(人)の嫌がることはすまい!
少々の埃には眼をつぶろう。
ラッキーは家族の一員だ)

そして一夜、明けた。
いつもの朝を迎えたが、いつものやんちゃではない。
よそよそしい。
エリザベスカラーが邪魔をして、自由に動けない。
「ごめんな、ごめんな」と言いながら・・散歩した。

「なんとか なんとか 大丈夫 ありがとう」
寒アヤメkone7.jpg






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2件のコメント

[C49]

よっこさん、何がそんなに気になつたのでしょう・・・犬にも言葉と心が通じると思います。
ひたすらゴメンネ、ゴメンネをくりかえしましょう。
  • 2014-02-19
  • 投稿者 : まだらぼけえみ
  • URL
  • 編集

[C50]

えみさん
ありがとう。
私のワガママで耳を切ってしまいました!
そんなことがあって、愛おしくなりました。
物言わぬ犬に教えられました。

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