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小春日和

師走の中旬とは思えないほどの暖かさ。
今日の気温は14度。
一生懸命に歩いたら、暖かくなった。
今日は一肌脱ぐ程の汗は出なかった。
しかし本当は汗をかきたい。
一日一度の汗は、宝石よりいいものだ。
一生懸命は充実感もある。
今日も5キロのウォーキングをした。
とても静かな公園だった。

午後、ペットボトルにため込んだ一円玉を持って郵便局へ行った。
「年末助け合いの募金です」
窓口の女性に言ったら、一枚の用紙と黄色いトレイを渡された。
「この中に出して下さい」
一円玉なので愛想が悪い。
私は記入台の上で、ペットボトルを逆さにして・・口から一円玉を出していた。
大量の小金はポトンポトンと落ちる。
(これは大変なことになったぞ)と、思いつつやっていた。
そこへ椅子で順番を待っていた男性が声をかけてくれた。
「それは大変でしょう。この鋏を使って下さい」
彼は持ち合わせていた
鋏を私に渡した。
「ありがとうございます」
私は助け舟にほっとした。
そして堅い口に鋏を当てて切ろうとしたがとても切れない。
「それは無理でしょう。ボトルを壊してもいいですか?」
私が頷くのを見て、彼はボトルの横っ腹に鋏の先を当てた。
「すみません、一円玉ばかりなのに・・」
「いやいや、喜んでくれる人が居ますよ」彼の優しい言葉にほっとした。
「うん、なかなか堅いなあ」と、言いながらもさすがに男の力は強い。
ペットボトルはふたつになった。
ジャラジャラと一円玉をトレイに乗せて、窓口へ持って行った。
カウンターの向こうで機械が勘定しているのが聞こえた。
(申し訳ないなあ、一円玉ばかりで・・)
局内にあるパンフや切手シートの案内を見ながら、呼ばれるのを待った。
しかし一向に呼ばれず、あとから来た人が用を足して出ていく。
(どうなっているのだろう?)
そう思いつつ、聞き正しもせず、すごすご郵便局を出た。
(それにしてもあれだけの一円玉は全部でいくつあったのだろう?)

郵便局を出て、スーパーへ行った。
スーパーの入口近くに会いたくない人が、果物を見ていた。
その人を避けて、自分の買い物は何だったか?一瞬迷った。
困惑しているうちに、その人に声をかけられた。
(しまった!)
いつもの調子で彼女は立て板に水の如く喋り出した。
もう逃げるわけにはいかない。
足が痛いだの、病院へ何年も通っているのにちっともよくならないだの、母親は48歳で父親は
65歳で亡くなっただの・・。
そして挙句の果てには「なぜ死ぬのでしょう?」と、詰め寄って来た。
まるで弱い私を標的にするが如く。
真顔で真剣で、しかしどこか異様な眼の輝きに威圧された。
「それは・・寿命というものでしょう?」
「ふうん、寿命ねえ」彼女は反芻した。
そして私は逃げるように次の売り場へ移動した。
あまり親しくもない人にそこまで言われるとは驚きだ。

夜、庭の花に湯たんぽの水をやっていたら・・車が止まった。
「よっこさんですか?」「はい、そうです」
「今日は助け合い募金をありがとうございました。
一円玉がひとつ、残ったので封筒に入れてあります」
その袋と金額を書いた用紙を受け取った。
「わざわざご丁寧にありがとうございます。
ご苦労さんです」
可愛い局員さんが帰った。
振替用紙には社会福祉法人 中央共同募金会 とあった。
ペットの中身の金額は1495円だった。細かい端数は受け取らないようだ。
これで一件落着。

「小学校はただ今、oka.jpg
個人懇談会中 ありがとう」
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